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じんま疹の種類と症状
たとえば抗生物質のケフラール(セファクロやソバなどで出るじんま疹は、内服後(食10〜20分で症状が出てきます。
全身のじんま疹とともにしばしば呼吸困難、血圧低下などを伴っており、いわゆるアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
これは、その人が特別にその薬剤に対する抗体(1gE)をもっているからです。
果物で起こすじんま疹もこのタイプで、リンゴ、バナナ、サクランボなどが原因になることがあります。
これらの患者さんは原因になる果物を口に入れただけで、口のなかのかゆみが出たり、のどが締めつけられるような感じがします。
また同じ患者さんが、しばしばゴム(ラテックス)に対しアレルギーをもっていることがあります。
ゴム手袋でお腹の手術をされるとアナフィラキシーショックを起こしてしまうことがあります。
アナフィラキシーはそのまま放っておくと死んでしまうこともあり、危険です。
これらの食物アレルギーがある方はその食べ物が嫌いなことが一般的で、給食などで嫌いなソバを無理やり食べさせてアナフィラキシーショックになってしまった例があり、注意が必要です。
サバなどの青背の魚でじんま疹が出る方がいます。
ある研究では、そのような人たち11人でサバに対する特異的1gEを測ったところ全員陰性で、
一方、サバに寄生しているアニサキスという寄生虫に対する特異的1gEは全員陽性だったというものがあります。
アニサキスは魚のお腹のまわりにいますので、しつぼのほうを食べればじんま疹は出ないことになります。
新鮮なサバやイワシを刺し身やシメサバで食べると、生きたアニサキスが胃に入って腹痛を起こすことがありますが、しばしばこのときにじんま疹を合併することがあります。
一方、アレルゲンと無関係にじんま疹が出ることがあります。
有名なのは腐る寸前の古い魚を食べたときに起こるじんま疹です。
これは魚のなかで化学変化が起こって、アセチルコリンという物質ができて、それが直接血管に働くからだといわれています。
冷蔵庫が普及して、食糧事情がよくなっている現代においては、このようなじんま疹は、みることが少なくなっています。
それでは今一番よくみるじんま疹ほどのようなものでしょうか。
1週間ぐらいで治ってしまう急性じんま疹は、しばしば風邪などの感染症に伴って出てきます。
1カ月以上続く慢性じんま疹は、多くが疲れやストレスが引き金になってはじまり、長く続くうちに休暇をとってもひかなくなってしまいます。
一部のこのようなじんま疹は自己免疫疾患の一種と考えられています。
普通のじんま疹は数時間、長くても一日で個々の発疹は消えます。
しかし、なかには同じ発疹が二日もひかないことがあります。
この場合まれに血管炎を伴っていることがあり、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患が合併していることがあります。
そのほか、まれなじんま疹として、寒冷によって起こる寒冷じんま疹、温熱によって起こる温熱じんま疹、運動や発汗によって起こるコリン性じんま疹、圧迫によって起こる物埋的じんま疹、接触によって起こる接触じんま疹、顔の一部(唇など)がぶっくり膨らんで少し病みがある血管運動浮腫、別名クインケの浮腫などがあります。
カテゴリー:じんま疹
じんま疹とは
ヒスタミンによって毛細血管が拡張して、血液中の水の成分(細胞成分ではないほう)が漏れ出して皮膚のやや深いところに浮腫が起こります。
また、末梢神経が刺激されてかゆみが起こります。
これがじんま疹です。
これらの変化は多くが一時的で数時間でひいていきます。
一方、ヒスタミンは肥満細胞で作られますが、数時間では十分補充できないため、いったんじんま疹ができてひいたところには、じんま疹ができません。
そうするとじんま疹はまわりに広がって、中心が治っていくため輪になって現れます。
これらの反応は特定のアレルゲンと、それに特異的な1gEによって起こることもありますが、疲れや風邪などによって肥満細胞がヒスタミンを放出しやすい状態になっていて、何らかの刺激でじんま疹が出てしまうこともあります。
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