~はじめに~アレルギー疾患について
代表的なアレルギー疾患について、その薬物療法を中心として一般の方々向けにわかりやすく解説しました。
気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、花粉症、そしてアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、現代では最も話題となる病気の一つといってよいでしょう。
その多くは慢性的なもので、長期にわたって根気よく治療していくことが望まれます。
治療にあたっては薬物療法が中心となりますが、原因となるアレルゲンを防ぐための手立てや身体の鍛錬など、生活上の注意がとても重要です。
当サイトでは、当然ながら薬のお話が多くなりますが、基本的な心構えとして、
薬以外での生活改善やケアがアレルギー疾患の克服には大切であることを、まずはじめに強調しておきたいと思います。
アレルギー疾患には現在さまざまな治療薬が開発されていて、それらの薬を上手に使っていけば、多くの場合、症状の消失や軽快が可能になっています。
アレルギーの治療薬というと、まず思い浮かぶのがステロイド薬の副作用という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ぜんそく発作の予防に有用な吸入ステロイド薬は決められた量を正しく使っていれば、副作用はほとんど問題になりません。
また、皮膚炎でのステロイド外用薬でも、その長所と短所を理解して正しく使っていけば、大変有効であることがおわかりになるはずです。
当サイトを通じてアレルギー疾患の治療薬への理解を深めて、病気の一日でも早い改善につなげていただければ、幸いです。
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スギ花粉症
花粉症の原因となる花粉はほとんどが風に乗って運ばれます。
スギ花粉は数10km離れたところまで運ばれることもあります。
スギ花粉の量は、もとになる雄花の芽が作られる前年の夏の気象状況により大きく影響を受けることが知られています。
一般に前年の夏の気温が高く、日照時間が長く、雨量が少なければ、翌年には大家の花粉が飛散するとされています。
花粉の飛散時期は、地域などの要因によって異なりますが、一般に暖冬の年は早く飛びはじめます。
最近は、花粉の飛散開始予想時期、飛散がはじまってからはその日の飛散量などが新聞・テレビなどで報道されるので、予防対策がたてやすくなっています。
スギ花粉は、晴天で風が強く乾燥した日に大量に飛びやすく、曇っている口や雨の日には花粉はあまり飛びません。
日の出とともに湿度が下がり空気が乾燥してくると花粉は飛散し、日没とともに湿度が上がって風もなくなると、飛散しなくなるのが一般的です。
花粉の時期に外出する際は、新聞やテレビの花粉情報をよくみて、なるべく花粉の飛散が少ない時間帯に外出するようにすることが大切です。
飛散している時間帯に外出する際には、めがね・マスクの着用で花粉との接触をかなり減すことができます。
花粉の飛散時期には、薬局などで種々のマスクが販売されますが、花粉を通さず、息が苦しくなく、顔面にフィットして、隙間から花粉が入りにくいものがよいでしょう。
通常のガーゼマスクでも、しめらせて用いることでかなりの効果が期待できます。
また、外出からの帰宅時には、家のなかに花粉をもち込まないように、髪の毛や着ていた衣服についている花粉をよく払ってから家のなかに入ることも重要です。
表面がけばけばした毛織物のコートなどは、花粉が付着しやすいので、使用を避けたほうが賢明です。
顔や手足についた花粉をよく洗い流し、うがいをする習慣をつけることも大切です。
家のなかの花粉を除去するための掃除機は、吸いとった花粉が排気から再び飛び散らないような機種を用いるように注意しましょう。
また、空気清浄機を用いることも有効です。
スギ花粉症に対する日常生活での注意とポイント
●新聞・テレビで報道される飛散量などを利用し予防対策をたてる。
なるべく花粉の飛散が少ない時間帯に外出する。
飛散している時間帯に外出する際はめがね・マスクを着用する。
●外出から帰宅時には、家のなかに花粉をもち込まない。
髪の毛や衣服についている花粉をよく払ってから家のなかに入る。
顔や手足についた花粉をよく洗い流し、うがいをする。
●頻回に掃除をする。
排気から花粉が再び飛び散らないような機種を用いる。
●空気清浄機を用いる。
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